ぼん、発熱。そして…

最近こんこん咳をしてるなぁ、と思ってたら、案の定。
昨夜、熱が38度台に。
本人は元気だけど、長引くと嫌だなぁ、と思いつつ、さっさと寝かせる。
そして本日。
なぜか熱が下がってる。
咳も(あんまり)出ない。
もしかしたら夜になったらまた上がるかもなぁ、と思ってたが、何故か上がらず、さっき寝た。
このまま過ぎるか…? だとしたら、強くなったもんだ。

初期のゴーバスターズを見て思ったこと。

えー、単なる独り言なので、ゴーバスターズを知らない人は読まなくてよろしい。



ぼんが風邪気味ということもあり、本日のお出かけは必要最低限にし、家の中で過ごしていた。
近くのレンタルでゴーバスターズの初期のDVDを借りてきた。
第5話から8話までの4話分が収録されている。
(ちなみにウチのBDレコーダーには第10話以降全て録画してあって、逆にそれ以前のは見たことがないから今回が初見である)


最近は亜空間戦という一つの大きな山場があったため、いろいろドラマティックな展開があった。
(こんな心理描写子どもには理解不能だろと突っ込みたくなるくらいの場面もしばしば)
それと比べると初期の頃はゴーバスターズのイメージを定着させるため、割りに分かりやすいエピソードが多かったり。
見てて思ったのは、前のゴーカイジャーみたく、愉快痛快、快刀乱麻の大暴れではなく、それなりの背景や設定がなされていて、割に真面目にそこらへんを描写しているということ。
(つまり大人向け、というより、俺好みということ)
それぞれの闘う理由はかなり重い。
マシーンにはちゃんと整備士がいて、その整備士の悩みを中心に持ってきたエピソードもあった。
所属も明確。(エネルギー管理局特命部というれっきとした公務員)


マシーンにはまったく俺は興味がないけど、見てて笑えたのは、完全にエヴァをパクっていること。
特命部司令室はNERVの司令部だし、オペレーターもそのまんま。
仲村さんなんて、完全に伊吹マヤである。
最近は完全に省略されてしまっている発進シークエンスなんて、まさにエヴァンゲリオン初号機のそれとまったく同じ。
(おそらくエヴァ世代の父親たちはみんな同じこと思ってる)
「発進準備」「ロックボルト解除」「一番から十五番まで安全装置解除確認」「内部電源(バスターズではエネトロン)充電完了」「射出口へ移動開始」「ゲートスタンバイ」「進路クリア。オールグリーン」「発進準備完了」
ここでくろりん(バスターズの司令)(エヴァでいうゲンドウ)が渋い声で「CB-01、発進」と命令して発進する、と。
司令室が地下にあるという設定もNERV本部のまんま。
懐かしささえ覚えてしまう。



一方でなんだかなぁ、ってところも。
特に気になるのが、ゴーバスターズという作品そのものの位置づけが曖昧だということ。
前のゴーカイジャーが分かりやすすぎたため、更にそれが際立つ。
前なんかは完全に「海賊」。これにつきる。
お宝探しでしょ、と。
ところが今回は何なんだ。
ゴーバスターズ。
まず名前からよく分からない。
モチーフもよく分からない。
サングラスをつけていたりイチガンなんとかだのソウガンなんとかだののアイテムから、「スパイ」をモチーフにしているのは分かる。
けど一方で頻繁に出てくる用語は転送だの削除だのシャットダウンだのエンターだのエスケイプだの、PC用語だ。
スパイとどうつながる?
更には最近の戦隊モノではお馴染みの追加戦士。
ビートバスターとスタッグバスターだが、何故突然カブトムシとクワガタムシなんだ。
虫が登場しなければいけない必然性が理解できない。
しかもそいつらのマシーンは何故かクレーンとジェット機だ。何故。
その他のマシーンもそう。
チーター、ゴリラ、ウサギ、こっちは動物だ。
動物と虫? よく分からん…。こないだ新登場したのはライオンだし…。


ストーリー、特に登場人物たちの描写は素晴らしい。
けどその他はザルだなーと思ってしまうのは俺だけか。
ま、なんだかんだいって面白いからぼんと一緒に見るんだけど。