きかんしゃトーマス ディーゼル10の逆襲

はっきり言って俺的にどうでもいい映画なのだが(えー!?)、ぼんがとても楽しみにしていたので、映画館に行って見てきた。
ワーナーマイカルシネマズ桑名ではなぜかやってなかったので、仕方なくナガシマ渋滞でヒデェことになってる国道を使って港区のベイシティへ行ってきた。
(けど収穫はあった。俺の知らないうちに有川浩図書館戦争が映画化らしい。絶対見る。)


そもそもきかんしゃトーマスとは、顔がついてて機関士を無視して勝手に行動する不気味かつ精神年齢の低い機関車たちが、あまり緊張感のない騒動を毎回起こしつつ、最終的にはなぜか半ば強引に友情だの効率性を理由にして大団円を迎える一話完結型のイギリスのアニメーションだ。
(元も子もないが、ある意味我ながら的を得ていると思う説明)


このシリーズは、なぜか全体を通して蒸気機関車VSディーゼル機関車という構図が成り立っている。
これがまた幼児向けアニメということもあって勧善懲悪に近い描かれ方をするので、蒸気機関車=善VSディーゼル機関車=悪となる場合が多い。
(この描かれた方は、現実のディーゼル車メーカーはどうも思わないのか?)
そのディーゼルの中でも特に悪の親玉として描かれるのが、ディーゼル10だ。



こんなやつ


こいつはなぜか頭上にピンチーと呼ばれる鋏だかショベルだかよく分からん物がついていて、ある意味とても機能的で俺的にはかなり点数が高いのだが、こいつはキャラ的に働くタイプではない。
まぁこいつが悪いことを考えて(たいした悪いことでもないんだが)、トーマス達を貶めるわけである。
まぁどうでもいいんだけど。



舞台となるのはソドー島というところ。
ここはトップハム・ハット卿という絶大なる権力者がいて、こいつが物凄い。



こんなやつ


トーマスたちはもちろん、悪の親玉・ディーゼル10であろうとも、ハット卿の言うことには一切逆らえない。
まさに絶対的存在。絶対神! 独裁者!
これまでのソドー島における混乱も、このハット卿がもっとうまく立ち回る、あるいはもっとうまく部下をマネジメントできればおそらく避けられたであろう事件が大半を占める。
まさに常に騒動の中心人物であり、俺に言わせればこいつこそ諸悪の根源だ。
しかしなんだかんだ言ってこいつは最終的にうまいこといいところを独り占めするのだ。
だからこそこの地位まで上り詰めたんだろう。
ちなみにトップハム・ハット卿は、原語では「Sir Topham Hatt」と呼ばれる。
Sirといえば、イギリスでいえば騎士(ナイト)の称号を得ている、ということだ。
やはりこいつ、性格には難あり(しかもデブ)だが、只者ではない。