ドアで指を挟んだ。

今日は強風だった。
マンション4階にあるおれんちは、窓を開けると物凄い勢いで風が吹き抜ける。
そうなると、部屋のドアが結構な勢いでバタンッと閉まるのだ。
その勢いは侮れず、大人の俺でさえ、両手でガードしてもなかなかつらい。


その時は、ぼんと二人。
俺がトイレに行っているときだった。
ドアの外からぼんのすすりなく声が。
急いで出てみると、ドアに指を挟んでしまい、動けずに泣いていた。
(風が吹き抜けているときに、その風の力を押し切ってドアを開けることなど、ぼんの力では不可能。それほど強い)
助け出し、指を確認。
よかった…骨に異常は無かった。
ただし、真っ赤に腫れあがっている。かわいそうに。


気にはなってたんだよな…もっと早く手を打っておくべきだった。
あのドア、どうしてくれようか。