インセプション


レオナルド・ディカプリオ主演。
タイタニック当時は何となく気に入らなかった彼だけど、今では結構好きだったりする。
演技派だよ。演技派。
ちなみに渡辺謙もメインで出てるけど、まったくもって興味なし。
奥さん役の彼女、なんてゆー女優さんか知らないけど、リュック・ベッソンのTAXIシリーズの彼女だよね?
可愛くて好き。


ジャンルはアクションになるのかどうかよく分からんけど、こういう現実と非現実(夢)が交差するようなつくりの話は好きだ。
日曜洋画劇場で見たけど、左上に今が夢のどの階層にいるのかを親切に示してくれていた。
分かりやすい反面、そんなもん無くても分かるわって思ったり。
最後は意外にもハッピーエンド。
なんか余韻を残すような、すっきりしない終わり方を期待してたんだけど、何か子供たちと会えてよかったよかった、って感じで終わってしまった。
別にいいけど。


観ていて、途中でマトリックスを思い出してしまった。
あれは現実が実は仮想空間だった。
この映画は現実が実は夢だったなんてことはなかったけど、今自分がいるのは夢なのか、現実なのか、その認識こそがポイントになっていた。



誰しももしかして今自分は寝ている間の夢の世界にいるんじゃないか?って思ったことがあると思う。
俺なんてしょっちゅうある。
現実に違いないんだけど、現実感がない。
逆に夢の中では、自分は現実にいると信じて疑わず、もしかして夢なんじゃ?なんて考えることはないわけで。
今こうやってブログに感想をつらつら書いている俺も、本当に現実にそうしているのか、保障するものは何も無い。
そうなると何だかどんな無茶だってやれちゃう気がしてくる。
…まぁそれで本当に無茶をやっちゃえば、病気なんだろうけど。


というわけで、繰り返し見ようとは思わないけど、面白い映画だった。