ダークナイト・ライジング

またまた素晴らしい映画に出会ってしまった。
ヒーローものはまったく興味ないけど、一つのドラマとしての完成度が高すぎて死ぬ。


監督がクリストファー・ノーラン
こないだ見たばかりのインセプションを作った人なので、キャスティングもかなりかぶってた。
気付いただけで4人はかぶっている。
しかもみんなメイン・キャラ。
インセプションも面白かった。
こりゃノーランのファンになっちゃうなぁ。


アン・ハサウェイが大好きなので、ほとんど彼女を見に行ったようなもんだけど、その期待を裏切ることなくスンバらしいキャット・ウーマンだった。
なんか今までのキャット・ウーマンって無駄に露出があったり目立つコスだったりで何となく気に入らなかったんだけど、今回のはすげー良かった。
そんなに奇抜でもないのに、その存在感は抜群だった。


ベインは、どうしても前作のヒース・レジャー演じるジョーカーの怪演っぷりと比べてしまうため、悪役の失速感が拭えない。
けどインセプションに出てた彼がこんな筋肉ムッキムキになって出てきたのはフツーに驚きだ。


ミランダ役の彼女、調べたけどマリオン・コティヤールというお名前らしい。
インセプションで夢に囚われた妻役、タクシーシリーズでもおなじみの彼女がまたいい味出してた。
この人もアン・ハサウェイと並んでセクシーで綺麗だった。


ゴードン役のゲイリー・オールドマンも健在。
どうしても彼には一癖ある悪役を期待してしまうが、こういった全うな正義の人も見事にやってしまうゲイリー・オールドマンはホントすごいと思う。
海外の男性俳優で好きなのは?と聞かれれば、俺は迷わず彼とエド・ハリスをあげる。


そして、絶賛すべきはブレイク役の、ジョゼフ・ゴードン・レヴィット。
インセプションでも存在感抜群だった彼。
今回もやってくれた。
しかも次につながる余韻を残してくれている。
彼はヤバイ。今後注目だ。
俺より年下なのに、なんて演技派。
こりゃ彼のファンになっちゃうなぁ。



ストーリーはネタバレにもなるのでここでは書かないけど、俺が想像しうる最高の終わり方をしてくれた。
ビギンズ、ダークナイト、そして今回のダークナイトライジングの3部作。
実はビギンズを見てないんだけど(えー!?)、これだけ重厚で、かつ飽きさせないシリーズものってなかなかないと思う。
こんな映画を作ってくれてありがとうとフツーに思ってしまった。
あー面白かった。