忍の道を極めるには

こないだ久しぶりに映画「梟の城」を見たのはブログで書いたんだけど、その中で、忍者が印を結ぶシーンがある。
いわゆる九字(くじ)というやつで、ちょっと忍者映画とか見たことがある男の子ならば、次のフレーズを聞いたことくらいはあるんじゃないかな。


臨兵闘者皆陣列在前(りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜん)


唱えながら両手でそれぞれ決まった形の印を結ぶのだ。
これがまた何となくカッコイイ。


けどそれぞれの印の形なんぞ覚えてるわけがないので、忍者ごっこをするがきんちょ的にはもっぱら早九字(はやくじ)で済ませる場合が多い。
すなわち右手の人差し指と中指だけを立てて刀に見立て、唱えながら横と縦に交互に腕を振る。
実際昔の忍者は、精神統一なんぞをするときに印を結んでいたらしい。


で、梟の城を見たのでぼんの前で早九字をしてみたらこれが大ウケ。
調子に乗って何度も結んでいたら、ぼんのやつ、あっという間に耳コピしやがった。
いつもは滑舌が悪いのに、


ぼん「臨! 兵! 闘! 者! 皆! 陣! 列! 在! 前! やあっ!」(完璧な発音)


と唱えて見えない刀で切りかかってくるのだ。
こりゃ将来はNARUTOを目指すのも悪くないかもな。


(ちなみにNARUTOでの印は九字ではなく、干支です)(どうでもよし)