はしれ江ノ電 ひかりのなかへ
俺的備忘録で絵本を初めて紹介する。
初めてを飾るにふさわしい絵本だ。
図書館へぼんと二人で行くと、必ず毎回開催されるイベント、それは「無間地獄」!(俺命名)
無人の読み聞かせルームに俺とぼんが二人だけで入り、ぼんが次々に電車の本を持ってきて俺が延々それを読み聞かせるという、俺の体力と精神力の限界を試す恐ろしい試みだ。
で、例に漏れず今日もずっと読んでいた。
しばらく読んでいると俺の能力“It's automatic”が発動し、内容を全く咀嚼せずに半ば放心状態で読み聞かせることになるのだが(ってゆーかただ単に疲れてくるだけ)、そんな中奴が持ってきた絵本がこの「はしれ江ノ電 ひかりのなかへ」だった。
- 作者: 金子章,渡辺有一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1999/10
- メディア: 大型本
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ノンフィクション。
物語の内容を今この場で説明することもできるんだけど、俺の拙い文章力ではどう書いても薄っぺらくなってしまう気がするので割愛する。
読みながらなんとなく結末が予感されるんだけど、途中で涙が止まらなくてページをめくる隙になんとか立て直しながら読み進めた。
泣きながら必死に読んでいる俺を見てぼんは非常に冷静に「何泣いてやがるんだこいつは」という目で俺を見てくるのだが、子を持つ親がしっかりこの絵本を読めばどうしてもキテしまう、そんな絵本。
親も子も、健康でいられることってどんだけありがたいことなんだろう。