ホテルルワンダ


ええ泣きましたよ! 最後のシーン号泣ですよ!(キレんな)
ここ3日間ほどの一人映画祭で10本近くの映画を見たけど、泣けたのはこの1本のみだなー。


実話。
ルワンダ紛争におけるジェノサイドが描かれるが、ただのお勉強モノではないし、「ブラックホーク・ダウン」のようなアメリカ賛美の映画でもない。
(ただしブラックホーク・ダウンは決して否定しない。アレはアレでソマリアで起きた大変えげつない現実が分かるし、俺ジョシュ・ハートネットが嫌いじゃないし)


なんと言えばいいのか、サバイバル。そう、サバイバルだ。
主人公のポールは決して肉体派ではないのだが、その賢しい頭脳を駆使してあらゆる手段を使って生き延びようともがきまくる。
また決して本人は正義のために難民を助けようとしているのではなくてあくまでそれは成り行きに近く、どちらかと言うと家族至上主義だ。
とにかく妻のために、子どものために全力を尽くしている。
そこが共感できるところ。
人間綺麗な部分だけでできてるわけじゃねーもん。


またプロットが大変いい感じ。
正直ルワンダの事情なんぞまったく知らん状態で再生ボタンを押したけど、それまでの経緯や現在の状況を冒頭でとても分かりやすく描いてくれているので、すんなりと物語に没頭できた。
なんて親切。


なんか本社の社長役で突然ジャン・レノが出てきてビビった。
あんたこんなとこで何やっとんねん(笑)