戦場のピアニスト

戦場のピアニスト [DVD]

戦場のピアニスト [DVD]


説明の必要がないほど有名な映画。
とか言っておきながら見たことなかったんだけど。
初見。


第二次大戦中、ユダヤ人が迫害される光景がこれでもかというほど鮮烈に、リアルに描かれている。
主演のエイドリアン・ブロディの演技もすんごい。パネェ。
2時間30分にもおよぶ長編の大作だけど、全然退屈せずに最後までしっかり見てしまった。


家族を亡くしながらも、必死に、不器用に生き延びていく主人公。
最後に彼を助けたのが憎きドイツ兵で、そして逆にそのドイツ兵は捕虜収容所で人生に幕を下ろす。
これが全て実話というのが何だかもう、平和ボケしている俺には信じられない。


実はこの映画に今まで手を出さなかったのは、何となく映画のタイトルが気に入らなかったから。
戦場のピアニスト」ってアンタ。
いかにも原題は別にあったけど、ちょっとドラマチックに、お涙頂戴的な邦画タイトルにしとかね?って感じで安易につけられてる感じじゃん。
そんな一方的な先入観を持ってしまったのが運の尽きで、タイトルに惑わされずにしっかり見ときゃ良かったと後悔している
ちなみに原題は「THE PIANIST」。
…何だよ! やっぱ原題そのままが一番良かったじゃん!!(笑)


ところでちょっと残念だったのが、俺の涙腺をピクリとも刺激してくれなかったこと。
何か泣き所が分からんかった…。
やっぱとても大切な人の決定的な死がないと俺の琴線には触れんらしいな…。
狭量ですみません。